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岡崎に新たなライバル? レスター、スリマニを手放しJ・マルティネス獲得か

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャクソン・マルティネス
ジャクソン・マルティネス【写真:Getty Images】

 レスター・シティで奮闘する岡崎慎司に、新たなライバルが現れるかもしれない。スペイン紙『アス』は、昨季のプレミアリーグ王者が広州恒大で居場所を失ったコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス格闘に動くと報じた。

 かつてポルトで欧州屈指のFWとしての評価を確立したJ・マルティネスだが、アトレティコ・マドリーでは力を発揮できず、大きな期待を背負って中国へ移籍してからも低迷が続いている。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の信頼を失い、ついに今年のAFCチャンピオンズリーグの登録選手リストからも外れてしまった。

 一方のレスターは、昨夏獲得したばかりのアルジェリア代表FWイスラム・スリマニに中国から高額オファーが届いたため放出を検討しているという。

 レスターの地元紙『レスター・マーキュリー』によれば、スリマニにはファビオ・カンナバーロ監督率いる天津権健が関心を示している。クラブはすでに移籍金4500万ユーロ(約55億円)のオファーを受け取っているようだ。

 移籍初年度のプレミアリーグで13試合出場5ゴールという成績を残しているスリマニは、現在アルジェリア代表としてアフリカネーションズカップに参戦するためレスターを離れている。そして代表の活動を終えしだい、そのまま中国へ向かう可能性がある。

 レスターはスリマニを売却したうえで、J・マルティネスを後釜に据えることを検討している。アトレティコ・マドリーから広州恒大へ移籍する際は4000万ユーロ(約51億円)という高額な移籍金で話題となったコロンビア代表ストライカーだが、現在の市場価値は900万ユーロ(約11億円)まで下落している。

 そのうえJ・マルティネスはチーム内で余剰戦力になっているため、比較的安く獲得できると見られる。中国では昨年リーグ戦10試合に出場してわずか4ゴールにとどまったものの、イングランドでの復活が期待されているということだろうか。

 仮にレスター加入が決まれば、岡崎にとって強力なライバルになることは間違いない。かつてポルトガル1部で3年連続得点王に輝いた30歳のストライカーは、再起をかけて新たな一歩を踏み出そうとしている。

【了】

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