本田圭佑(左)とジェラール・デウロフェウ(右)【写真:Getty Images】
新戦力ジェラール・ デウロフェウを獲得したミランだが、本田圭佑の去就には影響はなさそうだ。
現地時間の24日にエバートンからデウロフェウを獲得したことを発表したミラン。期待のウインガーということで、本田の立場がますます厳しいものになると思われていた。しかし、予想に反して同選手の加入は本田の起用法にはほとんど影響がないようだ。
伊各紙はミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はデウロフェウを左ウイングの戦力としてみなしていると報じた。デウロフェウ獲得発表直後には、イタリア『スカイ・スポーツ』がコッパ・イタリア・ユベントス戦の右ウイングは本田が先発出場するのではないかと報じている。
デウロフェウ獲得によって押し出されるようにミランを退団しそうな選手は、本田ではなくエムバイェ・ニアンだ。モンテッラ監督は既にイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』らに対して同選手が退団に向かっていることを認めており、同選手はジェノアもしくはプレミアリーグ移籍への移籍が近いとみられている。
一方で、本田の状況が好転しているかといえば、決してそんなことはない。当初は先発が予想されていたユベントス戦だが、25日付けの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』では右ウイングの先発はスソと予想されている。依然、本田は絶対的レギュラーであるスソのバックアップでしかなく、若いスソは休養をあまり求めていないことは事実だ。
現状では本田に対して冬の移籍市場で現実的なオファーは届いていないとみられており、イタリアメディアも今冬はミラン残留に終わるとの見方が大半となっている。
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