セビージャのモンチSD【写真:Getty Images】
清武弘嗣が所属するセビージャの敏腕スポーツディレクター(SD)のモンチ氏ことラモン・ロドリゲス・バルデロ氏は、将来にイタリアかフランスのクラブで仕事をすることを望んでいるようだ。24日にスペイン版『ビーイン・スポーツ』のインタビューで語っている。
選手を安く獲得して高値で売るというビジネスモデルでセビージャにタイトルと財政の安定をもたらし、クラブを欧州の強豪クラブにまで成長させたモンチSD。一時は退任報道がされ、また、現在も今季限りで退任するのではないかという噂がされている同SDは、やはり別のクラブで働くことを望んでいるようだ。
「将来には新たな経験をしてみたい。新たなことを試してみたいし、新たな文化を知りたいよ。私は一生セビジスタ(セビージャのファン)であり、このクラブを愛している。次に働くクラブでは、ここまで感情を巻き込ませないようにして仕事をするつもりだ」
このモンチSDの招聘を狙っているクラブとみられているのが、昨年10月に退任したワルテル・サバティーニ前SDの後任を探しているローマだ。そしてモンチ氏も、将来はイタリアかフランスのクラブで働くことを希望していることを明かしている。
「より大きな決定権を必要とする私としては、イングランドよりもリーグアンやセリエAの方が私に適していると確信している。これは私にとって新たな挑戦なんだ。ここスペインで成し遂げることができたことを別の場所でもできるかが知りたい。クラブの全員が合意に至った場合のみ、私はここから出て行くよ」
いつ退任するかはまだ決めていないとも語ったモンチSD。これから同敏腕SDの去就は注目を浴びることになりそうだ。
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