ラス・パルマス移籍が噂される柴崎岳【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズのMF柴崎岳は、来週にもスペイン1部のラス・パルマスへの移籍が成立することになるかもしれない。20日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
昨年12月に日本で行われたクラブ・ワールドカップ決勝のレアル・マドリー戦で2ゴールを記録して世界に衝撃を与えた柴崎は、ラス・パルマスへの移籍の可能性が浮上したことがスペインメディアで伝えられていた。代理人が欧州で移籍先を探しており、ラス・パルマスを含む複数クラブに話を持ちかけたという。
『マルカ』によれば、ラス・パルマスは柴崎のことを気に入ったものの、他にいた“本命“との交渉を優先的に進めようとしていたという。昨年夏にレアル・マドリーからパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍したFWヘセ・ロドリゲスこそがその本命であり、ラス・パルマス出身の同選手は故郷のクラブへの移籍に近づいていると報じられていた。
だがPSGはヘセの放出に応じずようとせず、ラス・パルマスへの移籍に向けた交渉は難航。ラス・パルマスは“プランB“として柴崎の獲得に向けた交渉を再開させたとのことだ。他のクラブにも移籍は持ちかけられたがラス・パルマスが優位に立っており、来週にも取引成立を目指す構えだと伝えられている。
ラス・パルマスは柴崎の能力に期待しているのに加え、商業面での魅力も感じているようだ。日本市場に向けてラス・パルマスの名を売る上でも興味深い補強になり得ると考えているとのことだ。
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