レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、欧州屈指の有望株と評価されるスウェーデンの若手FWの獲得を今週中にも決定させることになりそうだ。14日付のスペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えている。
マドリー入りが濃厚視されているのは、スウェーデン1部のAIKソルナに所属するFWアレクサンダー・イサク。マドリーのほかにもチェルシー、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスなど多くのクラブが注目していた模様だが、昨年11月にはマドリーの練習場を見学に訪れ、マドリーが同選手の争奪戦で優位に立っていることが報じられていた。
マドリーのMFルカ・モドリッチと同じ代理人がマネジメントを担当していることも、交渉を優位に進められる一因となったようだ。代理人は18日にマドリードを訪れてイサクの移籍手続きを完了させる見通しだとされている。『マルカ』によれば5年契約になるとのことだ。
現在国際サッカー連盟(FIFA)からの補強禁止処分を受けているマドリーは、この冬の移籍市場で選手を獲得することはできても、公式戦に選手登録することはできない。イサクが契約を交わしたとしても、マドリーでプレーできるのは夏以降となる。
アフリカのエリトリア出身の両親を持ち、190cmの長身FWであるイサクは、スウェーデンで”黒いイブラヒモビッチ”と呼ばれているという。今月8日には17歳にしてスウェーデンA代表デビューも飾り、2戦目となった12日のスロバキア戦では同国史上最年少での代表初ゴールも記録している。
【了】