ユベントスのパウロ・ディバラ【写真:Getty Images】
ユベントスのFWパウロ・ディバラは、噂されるレアル・マドリーやバルセロナへの移籍の可能性を否定し、ユーベとの契約見直しに向けた話し合いの予定があることも主張している。11日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
ユベントス加入2年目のディバラに対しては、スペインの”2強”からの関心が盛んに噂されていた。負傷からの復帰後になかなか先発に返り咲くことができず、交代出場が続いていたことも移籍の憶測を強める一因となっていた。
だが、現地時間8日のセリエA第19節ボローニャ戦に続き、11日に行われたコッパ・イタリアのアタランタ戦にも先発で出場したディバラは、2試合連続ゴールでチームの勝利に貢献。試合後にはイタリアメディアに対し、自身の去就についてコメントしている。
「レアルやバルサからのオファーを断るのは難しいって? オファーは何も受けていないんだから、断るも何もないよ」とディバラ。「僕はここに満足していて、残りたいと思っている。数日中には代理人がここに来て、年俸の見直しについてクラブと話し合う予定だ」と述べ、契約更改に前向きな姿勢を示した。
かつてユーベの象徴として活躍したアレッサンドロ・デル・ピエロ氏のように、ファンに末永く愛される選手になりたいという思いもあるようだ。「デル・ピエロの最後の試合でファンが彼を見送った光景には感動した。全ての選手が、サポーターからのそういう愛情を受けたいと思っているものだ」とディバラは話している。
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