イグアイン、ピャニッチらを獲得。ライバルから“マウンティング補強”
総額1億7000万ユーロもの資金を投下し、セリエA勢はもとより欧州のメガクラブにも匹敵するような大型補強を敢行。その中でも目立ったのは、スクデットを争うライバルたちから主軸を引き抜いたことだった。
ナポリからゴンザロ・イグアインを、またローマからミラレム・ピャニッチを、それぞれの契約に示された違約金を全額払った上で購入している。一方でミランが喉から手が出るほど欲しがっていたマルコ・ピアツァも完全移籍で早々に抑えており、これもまた国内のライバルに対する“マウンティング補強”と言えるかもしれない。
なおこの莫大な補強資金はポール・ポグバやアルバロ・モラタの売却益で調達しており、膨大な支出額のわりに移籍市場の収支は推定680万ユーロほどの赤字に収まっている。
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