昨季王者のレスター、史上最高額でムサとスリマニを獲得
昨季王者のレスターは、リーグ戦のみならず、チャンピオンズリーグでも戦えるスカッド構築を目指して、夏の移籍市場で積極的に立ち回った。
優勝したチームの要だったエヌゴロ・カンテを失った中盤にパピ・メンディを獲得し、さらに昨季の2番手と3番手のFWだった岡崎慎司とレオナルド・ウジョアの得点力に不満を感じたクラウディオ・ラニエリ監督は、前線の補強にも着手。まず7月上旬にCSKAモスクワからアフメド・ムサを獲得すると、移籍市場ギリギリでイスラム・スリマニもクラブ史上最高額となる2900万ポンド(約40億6000万円)を支払って獲得した。
ほかにもキャスパー・シュマイケルと守護神の座を争えるライバルGKとしてロベルト・ツィーラー、CBと右SBに対応可能なルイス・エルナンデス、ウィングにはフランスで行われたユーロ2016で活躍したポーランド代表の若手バルトシュ・カプストゥカも加えた。
しかし前半戦終了時点では、総額8000万ポンド(約112億円)近くを費やした昨夏の補強の成果は表れてはいない。ここまでリーグ戦20試合を消化して奪った勝ち点は21。降格圏となる18位に位置するサンダーランドとの差はわずか6で、いつ残留争いに引きずり込まれても不思議ではない状況にある。
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