チェルシーのジョン・テリー【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、現地時間8日に行われたFAカップ3回戦のピーターバラ戦でDFジョン・テリーが退場処分を受けたことに不満を表し、異議申し立てを行うことを示唆している。8日付の英紙『ガーディアン』など複数メディアが伝えた。
今季はプレミアリーグで開幕から4試合にフル出場したあと負傷に見舞われ、9月半ば以降の公式戦で2試合しか出場できていなかったテリーだが、3部ピーターバラと対戦した試合には先発。約2ヶ月ぶりの公式戦出場を果たした。
だが、チームが3-0で迎えた67分、ピーターバラのカウンターの場面でテリーは相手FWを倒して決定機を阻んだと判定され、一発レッドカードでピッチを去ることになった。試合はその後両チームが1点ずつを加え、4-1でチェルシーが勝ち進んでいる。
コンテ監督は、ベテランCBが受けた判定に不満な様子だ。「正しい判定ではなかったと思う。相手を倒しにいったわけではなかったし、ジョンの後ろは(ブラニスラフ・)イバノビッチがカバーしていた。こういうことが起こったのは残念だ」と試合後にコメントしている。
「レッドカードを受けるのは良いことではない。審判の決定を尊重しなければならないが、このケースに関しては、我々はアピールを行うかもしれない。状況は非常に明白だからだ。ジョンはこの判定に値しなかった」とコンテ監督は述べ、判定への異議申し立てを行うことを示唆した。
36歳となったテリーの来季以降の去就は定かではないが、指揮官は契約延長の見通しについて明言を避けた。「そういう決断はクラブと一緒に下さなければならない。彼は大きな助けになってくれている。まだシーズン後半戦があるので、今はこのまま続けていくことが大事だ」
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