J最多指導歴の石﨑、新天地はなんと宮崎
昨シーズンまでモンテディオ山形で指揮を執った石崎信弘【写真:Getty Images】
1月5日、昨シーズンまでモンテディオ山形で監督を務めていた石﨑信弘のテゲバジャーロ宮崎監督就任が同クラブ公式サイトで発表された。
テゲバジャーロ宮崎はJリーグ入りを表明している九州リーグのクラブである。
石﨑といえばJリーグで最多の指導キャリアを持ち(指導者として1995年当時のNEC山形監督に就任以来、21年間一度も途切れていない)、親善試合とはいえ、日本人として唯一、当時「銀河系軍団」と言われたレアル・マドリーに勝利した指導者でもある(2005年の東京ヴェルディ1969監督代行として。3-0の完封勝利)。
昨年の12月半ば過ぎ、なかなか次の話が聞こえてこないことにしびれを切らした私は石﨑に電話をした。
「声がかからんねえ」と本人。「この時期で決まらないんだからもうJは無理じゃろ」と電話の向こうで複雑に笑った。いろいろと話はあったようだが契約までには至らなかったようだ。
「そうそう、この前スカパー!で初めて解説というものをさせてもらったんじゃよ。しゃべるタイミングとかは難しかったけど、やってみたら案外面白かった」と、まるで監督業を諦めてしまったかのような口ぶりに、私は電話のこちらで複雑な思いを抱えながら話を聴いていた。
以前、私は石﨑から「還暦までは現場にいたい」と指導者への強い意欲を聞いていた。
石﨑は1958年3月14日の生まれだから還暦まではあと1年と数ヶ月。年が明け、いよいよ指導者キャリアもここで潰えるかと思った1月5日、思わぬクラブからの監督就任発表だった。
「面白いじゃろ?」と開口一番、笑った石﨑。「面白いですねえ」と私。だが、たぶんその面白がり方の中身は違っているはずだった。