準決勝へ進んだ青森山田(写真は3回戦のもの)【写真:Getty Images】
【全国高校サッカー選手権 準々決勝】
5日、第95回全国高校サッカー選手権の準々決勝4試合が等々力陸上競技場およびフクダ電子アリーナで開催された。
12時05分キックオフの試合では、昨年の王者である優勝候補の一角・東福岡が散る波乱が起こった。金星を挙げたのは大阪代表の東海大仰星。後半の66分、セットプレーから吉田純平が1点を奪い、その1点を守りきって準決勝進出を果たしている。
栃木県代表の佐野日大と東京A代表の駒澤大が激突した関東勢対決は、62分に米田泰盛のゴールで駒澤大が先制。だが佐野日大は4分後に梅澤崚が同点ゴールを奪うと、後半アディショナルタイムには長崎達也が決めて劇的な逆転勝利を収めた。
埼玉県代表の正智深谷と対戦した青森山田は、夏の総体に続いての得点王を狙う鳴海彰人が得点ランク単独首位に立つ今大会4点目を挙げて先制。後半にも高橋壱晟のゴールと相手オウンゴールで突き放した。正智深谷も73分に田村恭志が1点を返したが、青森山田が前回大会に続いての4強へ進んだ。
兵庫県代表の滝川第二と群馬県代表の前橋育英はともにここまで無失点で勝ち上がっていたが、均衡を破ったのは前橋育英。前半に長澤昂輝がPKを決めて先制すると、77分にも再び獲得したPKを人見大地が決めて2-0で強豪対決を制した。
7日に行われる準決勝では東海大仰星と青森山田、前橋育英と佐野日大が激突する。5日に行われた準々決勝4試合の結果は以下の通り。
[福岡] 東福岡 0-1 東海大仰星 [大阪]
[栃木] 佐野日大 2-1 駒澤大 [東京A]
[埼玉] 正智深谷 1-3 青森山田 [青森]
[兵庫] 滝川第二 0-2 前橋育英 [群馬]
【了】