マテュー・ドゥビュシー【写真:Getty Images】
アーセナルのDFマテュー・ドゥビュシーは、今年夏の移籍市場でクラブが移籍を阻止したと主張した。これに対して、アーセン・ヴェンゲル監督は真逆のことを話している。英紙『ガーディアン』などが伝えた。
31歳のドゥビュシーは、2014年にニューカッスルからアーセナルに移籍した。しかし、負傷もあって不在の時期が続くと、エクトル・ベジェリンの台頭があり、ポジションを失っている。
フランス紙『レキップ』でヴェンゲル監督との関係について問われた同選手は、「あいさつはするけど、それだけだ。自分が望んでいた状況とは違うけどこれもサッカーだね。僕は新しい挑戦がしたい」と話した。
今年夏の移籍市場でフィオレンティーナやエスパニョールから関心があったことについては、「夏はいくつかオファーがあった。でも、残念なことにアーセナルが僕を残すことにしたんだ。主役に返り咲く方法がないよ。でも、とにかく取り組み続けるだけだ」と語っている。
これに対して、ヴェンゲル監督はこう話した。
「(放出の可能性は)もちろんある。ただ、我々は全選手と話してコミュニケーションを取っている。ベジェリンが負傷したとき、彼にはチャンスがあった。ただ、彼も怪我をしていたんだ。それはどうすることもできない」
「去年はボルドーにレンタルで行く機会を与えたが、夏のオファーはなかった。我々は、フィオレンティーナ移籍もエスパニョール移籍も阻止したりはしていない。彼らは関心を示さなかったんだ」
両者の主張は異なるものの、ドゥビュシーの出場機会がないのは事実。1月の移籍市場で獲得に乗り出すクラブは現れるだろうか。
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