ローマのMFディエゴ・ペロッティ【写真:Getty Images】
ローマに所属するMFディエゴ・ペロッティが、中国スーパーリーグの上海申花へ移籍することが合意に達したことで失望の声が浴びせられているFWカルロス・テベスを庇った。30日にアルゼンチン『スーペル・ミトレ』のインタビューで語っている。
テベスは、28日にボカ・ジュニオルスから上海申花へ移籍することで合意に達した。しかし、昨年の夏に母国帰還を受け入れたユベントスのサポーターや古巣のサポーターからは、テベスに対して失望の声が上がっている。
この失望の声に対して、同郷のペロッティが「彼は傭兵ではないと思う」とテベスを庇った。
「彼が育った人々のもとへ戻ったのはごく最近だってことを忘れるべきじゃない。もし彼が中国のオファーを受け入れたのであれば、必ず彼なりの相応しい理由があるはずだ」
そのペロッティも、かつてはボカの下部組織で育った選手だ。しかし、同クラブで活躍した父親のウーゴ氏やテベスと異なり、ボカの人々の記憶に残ることはできなかった。だからこそ、再びアルゼンチンへと戻り、ボカでキャリアを終えることを夢見ているようだ。
「僕の夢は母国に戻ることだよ。もしボカが僕を獲得してくれるなら、あそこでリベンジを果たしたい。アルゼンチンで最も名声があるクラブに戻りたいし、そこでキャリアを終えたい。僕はボカのファンだからね」
テベスの選択に理解を示す数少ない者の1人であるペロッティ。ひょっとすれば将来ペロッティは、またボカへと戻って来るかもしれないテベスと共に“ラ・ボンボネーラ(ボカの本拠地の愛称)”で観客を沸かせることになるかもしれない。
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