ベンフィカに所属するDFビクトル・リンデロフ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、以前から噂がされていたベンフィカに所属する22歳のスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフの獲得を急遽中止することに決めたようだ。28日に英『BBC』が報じている。
今冬の移籍市場でリンデロフを獲得し、守備の強化を図ろうとしていたとされるユナイテッド。DFとしてクラブ史上最高額となる3800万ポンド(約54億円)から4200万ポンド(約60億円)とみられる移籍金で両クラブは合意に達していたとされ、リンデロフはすでにユナイテッドで付ける背番号さえも選択していたと報じられていた。
しかし、ここに来て指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督は、リンデロフを獲得する必要性は無いと判断したという。その理由は、現在センターバックで起用しているDFフィル・ジョーンズとDFマルコス・ロホが好調を維持しているからのようだ。
ユナイテッドは、先月16日に行われたプレミアリーグ第11節のスウォンジー・シティ戦でジョーンズとロホがセンターバックでコンビを組むようになってから、現在リーグ戦8試合で無敗を維持。さらに控えには、DFエリック・バイリーやDFクリス・スモーリング、そしてMFダレイ・ブリントも代役を務めることができることから、モウリーニョ監督は今冬にDFの補強をしないことに決めたとみられている。
ユナイテッドへの加入寸前で突然移籍が白紙になってしまったリンデロフ。しかし、欧州の数多くのトップクラブから熱視線を送られていることから、今後の動きにも注目を集めそうだ。
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