ウェスト・ハムのオーナーの1人であるサリバン氏【写真:Getty Images】
ウェスト・ハムのオーナーの1人であるデイビッド・サリバン氏は、大富豪でタイトルを熱望する者にしかクラブを売却するつもりはないようだ。27日付の英紙『デイリー・ミラー』などが報じている。
ウェスト・ハムは、今夏にクラブ買収のオファーを受け取っていたようだ。しかし、新スタジアムを完成させ、また、クラブ幹部が新たな熱望的なプロジェクトを開始したばかりであったことからオーナーはそのオファーを断ったとされている。
一方先日には、サッカー界へも積極的に進出している飲料メーカーのレッドブル社がプレミアリーグへの進出を検討し、ウェスト・ハムの買収を目論んでいるのではないかといった噂も浮上した。そこで、こういったクラブ買収の噂に対し、サリバン氏がクラブ売却に関する考えを明らかにしている。
サリバン氏は、「我々は今夏に6億5000万ポンド(約942億円)での買収オファーを受け取った」とクラブの公式サイトで告白。しかし、「我々が熱望することができないような拒否できないプロジェクトを提示するであろうサウジアラビア国王のような投資家でも現れない限り、我々はクラブを売却するつもりはない」と述べ、もう1人のオーナーであるデイビッド・ゴールド氏と共にクラブを売却する意思が全くないことを明らかにした。
今季の序盤には思ったような結果が出せずに苦戦し、サポーターからの抗議も受けたウェスト・ハム。しかし、ようやく今になって結果が出始め、順位も降格圏から11位まで浮上させたチームは、無敗記録を5に伸ばすことを目指して12月31日に予定されているレスター・シティとのアウェイ戦に挑む。
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