空き巣被害に遭ったカルロス・テベス【写真:Getty Images】
ボカ・ジュニオルスに所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、結婚を祝っている最中に空き巣被害に遭ったようだ。27日付のアルゼンチン紙『オレ』が報じている。
今月22日に3人の子どもをもうけたバネッサ・マンシージャさんとウルグアイで挙式を挙げたテベス。しかし、4日間続いた結婚パーティーの最後の日にアルゼンチン・ブエノスアイレス郊外のサン・イシドロにある自宅に泥棒が侵入したとの知らせを受け、テベスは急遽ヘリコプターで自宅に戻らなくてはならなくなったという。
テベスは、中国スーパーリーグの上海申花からオファーを受けているとされ、提示されている報酬額は2年間で8000万ドル(94億円)だと報じられている。テベスはそのオファーにまだ返答をしてはいないが、その一方で、テベスは昨年の夏に古巣ボカへと復帰してから頻繁にアルゼンチンでの困難な生活条件に不満を漏らしていたとされており、この空き巣被害に関しても、最初は秘密にしておくために被害届を提出しなかったようだ。
しかし、この被害を受けて、上海申花への移籍を受け入れる方向へさらに後押しされたという見方が強まっているようだ。さらに、先日には上海申花のグスタボ・ポジェ監督が、アルゼンチンラジオ『ラ・レッド』で「後は詳細さえ詰めれば正式発表されるだろう」と、テベスの加入が迫っていることを認めたとも報じられている。
幸せの絶頂期を台無しにされた今回の悲報。果たしてこの空き巣事件が、中国への移籍をさらに加速させることになるのだろうか。
【了】