徳島に巨漢FWアシチェリッチが加入(右)、P・ジュニオール(中央)は鹿島へ、平山(右)は仙台へ移籍【写真:Getty Images】
今季の明治安田生命Jリーグは全日程を終了し、各チームが新シーズンに向けて補強や戦力整理に動いている。
27日には数多くの移籍が発表された。名古屋グランパスを契約満了で退団していた元日本代表MF明神智和は、AC長野パルセイロ加入が決まっている。長野は他にもYSCC横浜の野崎雅也、京都サンガF.C.の岩沼俊介も獲得した。
Jリーグ王者・鹿島アントラーズは、ヴィッセル神戸で11得点10アシストと輝きを放ったペドロ・ジュニオールを完全移籍で引き抜いた。攻撃の柱を失った神戸は、ガンバ大阪から大森晃太郎を獲得している。
FC東京で11シーズン過ごした元日本代表FW平山相太は、ベガルタ仙台への移籍を決断している。今季は4月2日のJ1 1stステージ第5節名古屋戦で1年8ヶ月ぶりのゴールを挙げ、最終的に15試合出場5得点。プレー時間は短かったが、ここぞの勝負強さは健在だった。
元カメルーン代表の10番として期待され、シーズン途中から徳島ヴォルティスに加入したアチーレ・エマナは契約満了で退団することとなった。結局負傷などもあって1試合もJリーグのピッチに立てず日本を去る。
徳島は新たなエース候補としてセルビア1部のヴォイヴォディナからニコラ・アシチェリッチの獲得を発表している。身長196cm体重91kgの巨漢ストライカーはセルビア代表歴こそないもののヨーロッパリーグ予選でプレーした経験を有し、今季はセルビアでリーグ戦14試合4得点を記録していた。
12月27日に発表された主な移籍は以下の通り。
野澤英之(FC東京→岐阜、期限付き移籍)
圍謙太朗(FC東京→C大阪、完全移籍)
平山相太(FC東京→仙台、完全移籍)
市村篤司(横浜FC→讃岐、完全移籍)
石田崚真(磐田→金沢、期限付き移籍)
明神智和(名古屋→長野、完全移籍)
沼大希(京都→鳥取、期限付き移籍)
山田元気(京都→山口、期限付き移籍)
石田雅俊(京都→群馬、期限付き移籍)
岩沼俊介(京都→長野、完全移籍)
大森晃太郎(G大阪→神戸、完全移籍)
小暮大器(C大阪→愛媛、完全移籍)
米澤令衣(C大阪→山口、期限付き移籍)
ペドロ・ジュニオール(神戸→鹿島、完全移籍)
増田卓也(広島→長崎)
アチーレ・エマナ(徳島→未定、契約満了)
中山仁斗(山口→山形)
八反田康平(大分→清水→名古屋、完全移籍)
ニコラ・アシチェリッチ(ヴォイヴォディナ→徳島、完全移籍)
【了】