レキップ氏が発表したリーグアン長者番付
毎年この時期恒例のリーグアン長者番付が、今年もレキップ紙で発表された。活躍度合いによっては「こんなに稼いでいるくせに……」などという反感を招く要因になるから、選手にとってはあまりうれしくない企画ではあるが、お金の話が大好きなフランスの読者からは人気が高い。
今年も、想像どおりトップ10のうち8人をPSG勢が占めた。
リーグナンバー1の稼ぎ頭はキャプテンのチアゴ・シウバで、月収110万ユーロ(約1億3500万)。税引き前の金額とはいえ、びっくりの数字である。シウバはフランスリーグでナンバー1であるだけでなく、世界でもっとも高級取りのディフェンダーだ。
以下、PSGからは
2位 ディ・マリア(90万ユーロ 約1億1000万円)
3位 カバーニ(80万ユーロ 9800万円)
同3位 モッタ(同上)
5位 パストーレ(77万ユーロ 9400万円)
6位 マテュイディ(75万ユーロ 9200万円)
ひとつとんで
8位 ヴェッラッティ(50万ユーロ 6100万円)
9位がニースのバロテッリで45万ユーロ(5500万円)
そして10位にウナイ・エメリ監督とマルセイユのFWバフェティンビ・ゴミスが同額の42万ユーロ(5150万円)がランクされている。
PSG以外で最高額は、7番手にランクされたモナコのエース、ファルカオの60万ユーロ(7350万円)。モナコはモウチーニョの35万ユーロが続き、チーム全体の平均月収でもPSGの47万ユーロについで2番手だ(金額では大きく引き離されて半分以下の19.8万ユーロ)。
欧州カップ戦にも参戦し、国内カップ戦でも終盤まで残ることの多いPSGは、リーグでこなしている試合数がもっとも多く、年間50試合以上はプレーしている。人気クラブはインタビューなどPR活動なども多いから、その分給料が高いというのは理にかなっているとはいえるが、20クラブでもっとも予算の少ないアンジェの最高額、ビリー・ケトケオの4万ユーロとシウバの間には25倍以上もの差がある。