かつてアーセナルに所属していたエマヌエル・エブエ【写真:Getty Images】
元コートジボワール代表DFエマヌエル・エブエが、度重なる不運に巻き込まれたことで自殺を考えていたことを明かした。22日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
同紙によると、1年間の出場停止処分に加え兄弟と祖父を亡くしたことで精神的なショックを受け、エブエが自殺を考えていたとのこと。これに関してエブエは「僕のキャリアにとって最悪の時期を過ごしている。ベッドから出る気がしない日がたくさんあるんだ。ある日、僕は自殺を考えた」とコメントしている。
エブエは2005年から2011年までアーセナルに在籍していた。加入当初は出場機会が少なかったものの、徐々に出番を増やしていくと、チャンピオンズリーグ(CL)で存在感を発揮しチームの準優勝に貢献。
アーセナルを去るまでに通算214試合に出場し10得点を決めており、ゴール後の独特なダンスはファンの心を掴んでいた。その後、2011年の夏にガラタサライに移籍。契約満了後に退団し練習参加したサンダーランドに加入した。
しかし、元代理人との金銭トラブルが原因で1年間の出場停止処分を受けることになる。2014年9月に元代理人のセバスティアン・ボワソー氏に対して2万1650ポンド(約346万4000円)の罰金の支払いを国際サッカー連盟(FIFA)から科されており、120日間の猶予期間を与えられていた。しかし、期間内の支払いが履行されていなかったことで処分を受けた形になっている。
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