ニースのFWマリオ・バロテッリがプレミアリーグに復帰する可能性があるようだ。21日付の英メディア『トークスポーツ』が伝えている。

　今季加入したニースでこれまでリーグ戦9試合に出場して8得点を決め、前半戦を首位で折り返すことに貢献したバロテッリ。ここ数年はリバプールやミランで期待されたような結果が出せずにいたバロテッリだが、ようやくプレーに集中できる場所を見つけ、本来のレベルを取り戻しつつある。

　しかし、ニースはバロテッリが長く留まれる場所ではないようだ。以前にはニースの会長も放出を予期している様子を見せていたが、代理人のミーノ・ライオラ氏がそれを裏付けるかのようにプレミアリーグへの復帰の可能性を示唆する発言をしている。

「イングランドに復帰する可能性はある。すでにプレミアリーグのクラブから接触があったけど、まだそれについて話すのは時期尚早だ。今は一日一日についてだけ考えたい」

　バロテッリが最後にプレミアリーグで過ごしたチームはリバプールだ。しかし、ユルゲン・クロップ監督は戦力外と考慮。これが原因でニースへ加入することになったが、今回もまたライオラ氏は同監督を指摘しつつ、バロテッリの変化について語っている。

「マリオにチャンスを与えなかったことは勿体ないことだと私は今でも思っているよ。だけどマリオは、何ができるかを他人に示すというよりも、自らの力量を示そうとしているところなんだ。彼は過去の過ちを理解したと思うけど、過去を振り返るのではなく前を向く必要がある」

　ニースで新たなアイドルとなったバロテッリだが、果たしてあまり良い思い出のないプレミアリーグにまた戻ることとなるのだろうか。

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