銃で撃たれたDFマルク・ヴァックス【写真:Getty Images】
ドイツ2部のディナモ・ドレスデンに所属する21歳のDFマルク・ヴァックスが何者かに銃で撃たれたようだ。しかし、命に別状はないという。21日に独メディア『シュポルト・アインス』などが報じている。
現地時間20日の午前中、地元のヴィースバーデンで叔父夫婦が営むキヨスク(売店)にヴァックスが訪れると、突然店内に入って来た何者かが発砲。そこでヴァックスは、首を撃たれたという。
しかし、搬送された病院で緊急手術を受けた結果、命に別状はないことが確認されたようだ。同じく背中を撃たれた叔父も命に別状はないと報じられているが、頭を撃たれた叔母は亡くなったという。
警察によると、その後に逃亡した犯人の動機が強盗であったのかどうかがまだはっきりとはしていないとのことだ。その一方で、20歳から30歳の年齢の男性による犯行であったことが特定されたと報じられている。
この事件を受けて、ドレスデンは「この知らせに私たちはショックを受け、深い悲しみに包まれています。親愛なるマルクへ、ディナモ・ファミリー全員があなたの傍にいます。そしてあなたと家族をサポートします」と、フェイスブックでメッセージを投稿。
そして、クラブのラルフ・ミンゲSDは、「マルクと彼の家族が負った傷が心身的にも精神的にも回復するよう祈っている」と述べ、全力でサポートする意思を伝えている。
マインツの育成部門で育ったヴァックスは、今季にドレスデンに加入した。しかし、今季はまだ一度も出場機会には恵まれていない。
先日の19日には、ドイツのベルリンでトラック突入テロが起きたばかり。そのような時に、またドイツの別の場所で悲しい事件が起きてしまった。
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