アトレティコ・マドリーのFWアレッシオ・チェルチが、久々に同クラブのユニフォームを着てピッチに立つことになりそうだ。スペイン紙『アス』などが、ディエゴ・シメオネ監督のコメントを伝えている。

　2014年夏にトリノからアトレティコに移籍した元イタリア代表のチェルチは、スペインでフィットしなかった。すると、半年でレンタルという形でミランに加わり、イタリア復帰している。

　今年夏、アトレティコはレンタルから戻ってきたチェルチを放出しようとしていたが、負傷もあって移籍は成立せず。指揮官の構想外のまま残留していた。

　それでも、シメオネ監督は現地時間20日に行われるコパ・デル・レイ4回戦セカンドレグのギフエロ戦で同選手を招集メンバーに含めている。

　指揮官は前日の会見で、「出場機会がないトップチームのメンバーにとっては、最高の機会だ。私のチームにおいて、蚊帳の外にいる選手はいない。常にみんなにチャンスを与えたい」とコメント。「チェルチはつらい経験をした。そしてチャンスは訪れる。私は彼に自分がサッカー選手だと感じてもらうために何分か起用するかもしれない」と、起用を示唆した。

　敵地でのファーストレグで6-0と大勝しているアトレティコ。セカンドレグはリラックスして臨むことができそうだ。

　チェルチはアトレティコの選手として最後にプレーしたのが、2014年12月である。

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