柴崎の意図せぬ知名度。過去には放送事故騒動も
18日に行われたクラブW杯決勝のレアル・マドリー対鹿島アントラーズ。客観的な戦力から鹿島の劣勢と考えられたが、試合はなんと接戦。延長戦の末に4-2の勝利を収めたのはマドリーだが、鹿島もJリーグ王者としてのプライドを見せつけた。その中心にいたMF柴崎岳は2ゴールの大活躍。敗戦こそ喫したもののブロンズボールを受賞するほどの活躍。その柴崎を韓国メディアでも大絶賛された。
欧州メディアも柴崎の活躍に驚いたが、隣国である韓国メディアも例外ではない。
しかもこの柴崎、 実は韓国では意図せぬ形で名を知られていた。苗字である柴崎は日本ではごく普通であるが、「シバサキ」の発音が韓国では相手を貶す際に使う最もひどい俗語と似ているため(あえて書かずにしておきたい)、韓国サッカーファンからその俗語で呼ばれるなど揶揄されることも多かった。
実際、この名前の呼び方で放送事故もあった。日韓戦の中継で実況アナウンサーが柴崎の名前を誤って呼び間違い、大騒ぎが起きたのである。アナウンサーは試合後、直ちに謝罪し、事態は一段落したが、この事故により柴崎の名前だけはしっかりと知らせることができた。
しかしこの日の活躍で、もうこれ以上韓国ファンから名前で茶化されることはなくなったと言える。韓国スポーツ新聞『スポーツ韓国』は「異彩を放つ名前で韓国ファンに存在感を表していた柴崎が、実力で魅せた」と讃えた。