5試合連続で先制点を献上中のドルトムント
無失点で終えることができるか。2016年12月20日のブンデスリーガ第16節、ボルシア・ドルトムントはホームにアウクスブルクを迎える。
前節のホッフェンハイム戦では3分にゴールを許すなど、5試合連続で先制点を献上中のドルトムント。3日ボルシアMG戦、7日レアル・マドリー戦、10日ケルン戦と直近の3試合ではいずれも前半の内に失点した。11月26日のフランクフルト戦は、前半は無失点で免れたものの、後半の立ち上がりとなる46分に先制を許している。不安定な守備が続く。
先制点を与え続けている5試合の成績は1勝3分1敗。決して負け越しているわけではない。過密日程の中でローテーションが組まれ、4バックと3バックの併用が続き、さらにホッフェンハイム戦では守備の要ソクラティスが離脱するなど、怪我人などの不確定要素もある。
しかし、首位に並ぶバイエルン、ライプツィヒとの勝ち点差は、気付けば10ポイントに開いてしまっている。これ以上、上位に差をつけられないためにも、アウクスブルク戦では勝ち点3を獲得し、そして無失点で切り抜けたいところだ。
アウクスブルクは14日にデュルク・シュスター監督の解任を発表。ユース部門を率いていたマヌエル・バウム暫定監督の初陣となったボルシアMG戦は1-0で勝利して、幸先よく白星スタートとなった。
だが監督交代直後のゲームということもあってか、同ボルシアMG戦は[4-4-2]の守備ブロックを敷いて、手堅くゲームを運んだ。決勝点はセットプレーから生まれたもの。75分にCKからヒンターレッガーがヘディングで決めた。まずは守備の意識を強く保ちながら、まだ攻撃面に着手する余裕はないようだ。