トッテナムのデル・アリ【写真:Getty Images】
トッテナムのイングランド代表MFデル・アリは、憧れのクラブであるリバプールから過去に誘われた際のエピソードを明かしている。17日に英メディア『BBC』に語った。
現在20歳のアリは、英3部のMKドンズでの活躍が目に留まり、2015年2月にトッテナムへの移籍が決定。その年の夏からトッテナムでプレーを開始するとすぐに活躍を見せはじめ、イングランド代表にも定着することになった。
だがトッテナムに加入する前には、子供の頃から応援していたクラブであるというリバプールからも誘いを受けていたとのことだ。「トッテナムと話をするよりも前のことだ。6ヶ月前くらいだったと思う」とアリは振り返った。
リバプールは、アリが憧れていた選手との対面を実現させることで、獲得に向けた後押しとすることを期待していたようだ。リバプールを訪問したアリが、当時のキャプテンであったMFスティーブン・ジェラードと会えるように手配したという。
「スティーブン・ジェラードが僕のヒーローであることを彼らは知っていたのだと思う。彼が会いに来ると言われたよ」とアリ。しかし、「その場所へ着いてみると、彼は完全に眠っている様子だった。次の日に試合があったのだと思うし、理解できるけどね」と話している。
結局アリのリバプール移籍は実現せず、トッテナムが期待の若手MFを手に入れることになった。ジェラードが居眠りすることなく、リバプール入りへの説得を試みていれば、未来は違っていたのかもしれない。
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