ジルーのヘッドで勝ち点3【写真:goal.com】
29日に行われたプレミアリーグ第19節、ニューカッスル対アーセナルの一戦は、1ー0でアウェーのアーセナルが勝利した。アーセナルFW宮市亮はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
前節久々に白星を手にしたアーセナルは、立ち上がりからボールを支配したが、次第に試合は落ち着き始める。調子を上げているニューカッスルも、何度かアーセナルゴールを脅かしていった。
しかし、どちらもシュートが増えない。ニューカッスルは前半アディショナルタイムに高い位置でのボール奪取からチャンスをつくったが、シソコのシュートは相手GKシュチェスニーの好守に遭った。その直後のCKでも惜しい場面を迎えたが、0ー0で折り返す。
後半に入ってもなかなかスコアは動かず。先にベンチが動いたのはホームのニューカッスルだった。62分、グフランに代わってベン・アルファが投入される。
しかし、スコアを動かしたのはアーセナルだった。65分、敵陣中央のやや左でFKを得たアーセナルは、ウォルコットが浮き球のパスをゴール前に入れた。これに走り込んだジルーは、頭に薄く当ててゴール右に決め、先制点を奪う。
攻撃の圧力を強めるニューカッスルは、74分にショラ・アメオビを送り込み、前線のフィジカルを生かす。
81分には、アーセナルがひやり。GKシュチェスニーが味方の何の変哲もないバックパスを前に蹴ると、目の前にいたレミーにぶつけてしまう。それでも、レミーを直撃して跳ね返ったボールはゴールのわずか外にそれ、守護神は胸をなで下ろした。
終盤はニューカッスルのパワープレーが続いたが、アーセナル守備陣がことごとく跳ね返して試合終了。アーセナルが1ー0で貴重な勝ち点3を手にした。
アーセナルは前日の試合で勝利を収めて暫定首位となっていたマンチェスター・シティを抜き返し、首位で2013年の日程を終えた。