レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
クラブW杯決勝が18日に開催され、延長戦の末に4-2で鹿島アントラーズを下したレアル・マドリーが優勝を飾った。マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、試合後にタイトルの獲得を喜ぶ一方で、鹿島の選手たちを評価する発言をしている。
延長戦の末に鹿島を破り、2年ぶりの優勝を飾ったマドリー。同クラブの指揮官に就任して以来11ヶ月間で、チャンピオンズリーグとUEFAスーパーカップに続き早くも3タイトル目を獲得したジダン監督は、「日本までの長旅を経てクラブW杯のタイトルを持って帰れる事は嬉しい」と、タイトルを獲得した喜びを素直に語っている。
一方鹿島は、マドリーに先制を許しながらも一時は逆転に成功し、延長戦まで持ち込む戦いぶりを見せた。鹿島に苦戦を強いられたジダン監督は、「自分たちが苦しめられる事は覚悟していたし、簡単なファイナルにはならないと思っていた」と述べ、よく走って果敢に戦っていたとして鹿島の選手たちを評価している。
そこで、スペインへ連れて帰りたいと思った鹿島の選手は誰かいたかという質問には、「リーガでプレーできるのではないかと思う選手は何人かいた」と、印象に残った選手がいたと返答。しかし、「ただ私のチームには24人の選手がいるので満杯だ」と答えるだけにとどまった。
また、多くのサポーターがスタジアムに駆け付けたことについて、「マドリディスタは多かったと思う。応援してくれたみなさんに心から感謝したい」と日本にいるマドリーのサポーターに感謝の気持ちを述べると、「数日間休んでまたストレスのある生活に戻ろう」と、今後に向けて気を引き締め直している。
(取材:河治良幸、文・構成:編集部)
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