レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
クラブ・ワールドカップ準決勝が15日に行なわれ、レアル・マドリーはクラブ・アメリカを下し決勝で鹿島アントラーズと対戦することが決まった。
前日の鹿島対アトレティコ・ナシオナル戦に続いてビデオ判定が導入された同大会だが、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は同システムによい印象を感じてはいないようだ。
「我々が慣れるしかない。個人的には混乱が起こるような気がしている。しかし、これは個人的な意見だ」
それでも、ジダン監督は「我々にはこのシステム導入するかどうかの決定権はないので、慣れるしかない。ただ、全てがクリアになることは良いことかもしれない」と現実的には受け入れていく姿勢を示した。
一方でマドリーのMFルカ・モドリッチはより否定的な姿勢を明らかにしている。
「新しいシステムだが好きではない。僕らはあまり説明を受けていなかったし、混乱を巻き起こすと感じるね。このシステムが続いてほしいとは思わない。僕は試合に集中したいんだ。このシステムについて一番初めに感じたことは『良いシステムではないな』ということだった」
これまでビデオ判定の是非は常にサッカー界を二分し続けてきた。ついにFIFA公式戦で導入された同システムだが、このまま問題なく普及していくことはできるのだろうか。
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