ピッチ脇でビデオ判定用のモニターを確認するカッサイ主審【写真:Getty Images】
日本で開催中のFIFAクラブW杯。14日に行われた準決勝の鹿島アントラーズ対アトレチコ・ナシオナルの試合でビデオ判定が使用された。FIFA主催の大会では史上初の事例となっている。
試合の前半30分、ビクトル・カッサイ主審は一度試合を止めてピッチ脇のモニターでプレーの映像を確認した。直前のフリーキックの場面、鹿島のDF西大伍がペナルティエリア内で相手選手に足をかけられていたことが映像によって確認され、カッサイ主審は鹿島にPKを与えている。
試合の結果を左右する微妙なプレーでより正確な判定を下すために試験導入されたビデオアシスタントレフェリー(VARs)が、カッサイ主審が見逃していた反則の存在を証明して重要な場面でしっかりと力を発揮した。PKは土居聖真がしっかりと決め、鹿島が南米王者から貴重な先制ゴールを奪っている。
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