本田、試合前の先発予想から一転。ローマ戦はベンチスタートに
12日のローマvsミラン戦で、先発の可能性も高いといわれていた本田圭佑だったが、蓋を開けてみればベンチスタートだった。
前日の練習で本田がテストされていたという情報は、複数の地元メディアも入手していた。ただどうも、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は直前になって考えを変えたということらしい。
イタリア衛星TV『スカイ・イタリア』は、「試合の1時間前に、本田ではなくエムバイエ・ニアンを先発させると決定した」と報じている。そのことについて試合後に質問すると「私は選手を選択しなければならない。そしてその選択がこうだったということだ」とだけ答えていた。
結局そのニアンはローマのDFアントニオ・リュディガーに抑えられた挙句、PKも失敗する。もっとも、だからと言ってモンテッラ監督を批判するつもりもないし、これが本田だったらなどと書くつもりもない。指揮官は全体の戦術を考えてベストと思われる判断をしたわけだから、それは尊重しなければならない。
「今のミランの選手は平均23歳以下。そんな彼らが16試合を戦って成長した。強豪相手に力を試させてやりたかった」とモンテッラ監督は会見で語った。それがそのまま、ローマ戦における彼らのゲームプランでもあったようだ。結局中盤にはアンドレア・ベルトラッチが入っただけであとはほぼお馴染みのメンバーでの先発となったが、後半にラジャ・ナインゴランのゴールを喰らうまで彼らは良く健闘していた。