途中出場したミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
【ローマ 1-0 ミラン セリエA 第16節】
イタリア・セリエA第16節が現地時間12日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはアウェイでローマと対戦。ラジャ・ナインゴランの得点により、ミランは0-1で敗戦を喫した。
この試合は、同勝ち点で2位と3位に並んでいるローマとミランの上位対決となり、首位ユベントスを追いかける両チームにとって負けられない試合となる。
ここ5試合で4勝1分けを記録して好調を維持し続けているミランは、前節のクロトーネ戦からソサのみを変更。負傷したボナベントゥーラの回復が間に合わなかったことで、開幕戦以来の出場となるベルトラッチが今季初の先発出場を果たした。一方、先発出場が予想された本田は今節もベンチスタートとなっている。
反対にローマのルチアーノ・スパレッティ監督は、前節のローマダービーから布陣を4-2-3-1に変更。2列目には回復が間に合わなかったサラーに代えてぺレスが入り、いつものようにゼコをワントップに置いた。主将のトッティは風邪のために欠場している。
開始して26分、エリア内に侵入したラパドゥーラが相手GKに倒されミランがPKを獲得。しかし、キッカーを担当したニアンが蹴ったボールはローマの守護神シュチェスニーによって弾かれ、ミランは先制のチャンスを逃した。
一方ローマは、デ・シリオと激しく接触したぺレスが39分に負傷。エル・シャーラウィとの交代を余儀なくされた。
スコアレスで前半を終えた両チームは、後半の立ちあがりも前半と同じように膠着状態が続く。そして迎えた62分、バイタルエリアで後方からのボールを受けたナインゴランが、ペナルティアーク付近まで切り込んで左足を一閃。ミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、ローマが先制に成功する。
追いかける立場となったミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、そこで一気に2枚のカードを切る。ベルトラッチとラパドゥーラに代えて、フェルナンデスとアドリアーノを投入した。
そして84分、パシャリッチに代わって本田が送り込まれる。しかし結局その後に試合が動くことは無く、ミランは0-1でローマに敗れた。
【得点者】
62分 1-0 R・ナインゴラン(ローマ)
【了】