守備的戦術に苦しむも、ゼコのゴールでこじ開ける【写真:goal.com】
28日に行われたプレミアリーグ第19節、マンチェスター・シティ対クリスタル・パレスの一戦は、1ー0でホームのシティが勝利した。
ホームではリーグ戦全勝中のシティと17位パレスのゲームは、もちろんシティが主導権を握ってスタートする。しかし、望みどおりの展開に持ち込んだのはアウェーのパレスだった。
ホームで圧倒的な攻撃力を誇るシティに対し、パレスは徹底的にゴール前を固める。人数でスペースを消して、隙をつくらない。ジェロームの負傷交代を除けば、プランどおりの前半だった。
それでもシティは力の差で何度かビッグチャンスをつくったが、前半は得点を奪えないまま終わった。
早めに先制したいシティは、後半に入ってもスコアを動かせない。変化を求めたペジェグリーニ監督は、55分に2枚がえ。フェルナンジーニョとボヤタが下がって、ナスリとネグレドが入った。
パレスは少しずつゴールへの欲を見せ始め、攻撃の回数が増えていく。パンチョンらの攻撃で先制点を狙った。
しかし、パレスの守備意識の低下はシティにとってありがたかった。ハートの好守もあってパレスに先制を許さなかったシティは66分に先制する。左からのクロスがファーに流れると、ヘスス・ナバスがグラウンダーで中央へ。すると、ここまで不発だったゼコがしっかりと決めて、1ー0になる。
こうなるとパレスは前に出なければいけないが、そこはシティのポゼッションを意識して冷静に応戦。簡単にボールを渡さない。
90分にはゼコに追加点のチャンスが訪れたが決めきれず。それでも、パレスに反撃を許さず、シティが1ー0で勝利。ホーム10連勝を飾った。