アトレティコ・マドリーの現エンブレム(左)と新エンブレム(右)【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーは9日、来シーズンより使用する新スタジアムの名称を「ワンダ・メトロポリターノ」とすること、および新エンブレムのデザインを発表した。
現在マドリードのビセンテ・カルデロンを本拠地としているアトレティコは、数年前から新スタジアムへの移転計画を進めてきた。マドリード郊外に位置するエスタディオ・オリンピコ・デ・マドリード、通称“ラ・ペイネタ“が大幅改修され、約7万3000人収容の新本拠地となる。
2015年以来アトレティコに20%の出資をしている中国の大連万達(ワンダ)グループがネーミングライツを獲得することで合意し、9日に北京で契約が行われた。これにより、新本拠地の新たな正式名称は「ワンダ・メトロポリターノ」となることが決定されている。
「(大連万達グループは)今よりもさらに素晴らしい未来に向けて仕事を続けていく旅のベストパートナーであることに疑いはない。今日はクラブにとって必要な進化を進める上で重要な一歩前進を遂げることができた」とエンリケ・セレソ会長は喜びのコメントを述べている。
アトレティコはまた、新スタジアムの名称発表と同時に、来シーズンより使用する新エンブレムのデザインも発表。マドリード市の紋章にも描かれている「ヤマモモと熊」の図が周囲の枠線と同じ青色に統一されるなどの変更が施されている。
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