ニューヨーク・シティに所属するアンドレア・ピルロ【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、メジャーリーグサッカーのニューヨーク・シティに所属する37歳の元イタリア代表MFアンドレア・ピルロがチームに加入する可能性が無いことを明かした。9日に英紙『フォー・フォー・トゥー』を含む複数紙が報じている。
この日、リーグ戦が終了して現在バカンス中のピルロが突然チェルシーの練習場を訪問。この訪問を受けて、おそらくピルロは欧州に戻って来たがっているのではないか、或いはチェルシーやプレミアリーグでプレーしたがっているのではないかといった憶測が飛び交った。
ピルロとコンテ監督は、過去にユベントスで3年間を共に過ごした仲にある。その3年間にピルロはゲームメイカーとして必要不可欠な存在となり、リーグ3連覇に貢献。そして、コンテ監督がイタリア代表監督に就任した後も代表チームで何度かプレーしており、両者は今でも良好な関係を保っているとみられている。
しかしコンテ監督は、ピルロの好意的な訪問を喜びながらも「アンドレアはまだアメリカで契約が1年間残っている」と答え、ピルロがチームに加入するという可能性を直ぐに否定した。
「ピルロはアメリカでの冒険を楽しんでいるね。彼を偉大なプロだと思っているし、未だにレベルの高いプレーができる選手だと思っている。今日はただ単に訪問をしに来ただけだけど、練習ではまだ偉大なプレーができるはずだよ」
このピルロの訪問にチェルシーの選手たちも喜んだようだ。MFセスク・ファブレガスはピルロと撮った写真をツイッターに載せ、「ザ・マスター」とコメントを寄せている。
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