レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
“イブラヒモビッチの再来“とも言われるスウェーデンの若手ストライカーに欧州の複数のビッグクラブが関心を示しているものの、レアル・マドリーが争奪戦で優位に立っているという。8日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
スウェーデンのAIKソルナでプレーするFWアレクサンダー・イサクは、今年9月に17歳になったばかりだが、国内リーグですでに24試合に出場して10ゴールを記録。U-21スウェーデン代表の招集も受けており、将来を有望視されている。
イサクの獲得に向けてはバイエルン・ミュンヘンやチェルシー、パリ・サンジェルマン、ユベントス、ウェスト・ハムなども関心を抱いているとのことだが、マドリーが一歩リードしているようだ。同選手は先日、家族とともにマドリーの練習場を訪問していたと伝えられている。
スウェーデン紙『エクスプレッセン』によれば、AIKソルナはすでにマドリーから1070万ユーロ(約13億円)のオファーを受けたが、これを断ったという。今後、それ以上の金額での移籍が成立したとすれば、ズラタン・イブラヒモビッチが2001年にアヤックスへ移籍した際に支払われた金額を上回り、スウェーデンリーグが生んだ過去最高額の選手となる。
マドリーは未成年者の国際移籍に関する規定への違反のため、国際サッカー連盟(FIFA)から2017年1月と夏の移籍市場での補強禁止処分を受けている。だがイサクを獲得した場合にはBチームでのプレーや他クラブへのレンタルなどの形で回避し、その後トップチームに加えることが構想されているようだ。
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