順調にW杯出場権を獲得したドイツ
人は夢を追う生き物である。ロマン・バイデンフェラーが招集された。ドイツ国内2強の一角をなすボルシア・ドルトムントの正GKは、33歳にして初めてドイツ代表メンバーに招集された。11月の親善試合、15日イタリア戦、19日イングランド戦に向けてのことである。
ドイツ代表は順調に2014年ブラジルW杯出場を決めた。W杯欧州予選グループCでドイツ代表は9勝1分0敗の成績を残した。スウェーデン、オーストリア、アイルランド、カザフスタン、フェロー諸島と同グループとなったが、4-4のドローに終わったホームでのスウェーデン戦以外、全て勝利を収めている。
スウェーデンとのゲームはアウェーでも5-3と少し失点が多かったが、その点を除けば順当にW杯出場を決めた格好だ。
中心選手は、欧州王者バイエルン所属のノイアー、ラーム、ボアテング、クロース、シュバインシュタイガー、ミュラー、ゲッツェといったメンバーに、ドルトムント所属のフンメルス、シュメルツァー、S・ベンダー、ギュンドアン、ロイスや、レバークーゼン所属のサム、L・ベンダー、シャルケ所属のヘーヴェデス、ドラクスラーらが加わり国内組を形成する。
そこにレアル・マドリー所属のケディラ、チェルシー所属のシュールレ、アーセナル所属のエジル、メルテザッカーといった国外組が加わる形となる。また、日韓W杯で活躍したラツィオ所属のクローゼも健在である。
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