アタランタのMFフランク・ケシエ【写真:Getty Images】
セリエAで絶対的な地位を築く王者ユベントスは、冬の移籍市場で新たなセントラルMF獲得を狙っている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じた。
各ポジションで選手層にばらつきのあるユベントス。特に中盤のアンカーはエルナネスとクラウディオ・マルキージオという、本来は1列前でプレーしていた選手たちが務めている。
そこでユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は好調のアタランタに所属する19歳のMFフランク・ケシエの引き抜きを検討しているようだ。移籍金として2500万ユーロ(約31億円)を提示するとみられる。
期限付き移籍先のチェゼーナから今季アタランタへ復帰したケシエは、19歳ながら主力に定着。チームの6位躍進に大きく貢献している。ポジショニングと読みの鋭さが特徴で、恵まれた体躯から繰り出される鋭いタックルで相手からボールを奪う様は豪快そのものだ。
また元々はDFで有事の際はセンターバックを務めることもできる。守備陣に負傷者が相次いでいるユベントスにとっては重要な補強となる。もちろんアタランタはセリエAデビュー戦で2ゴールを挙げるなど特大のインパクトを残している若手有望株を簡単に手放すつもりはない。ケシエの周囲がにわかに騒がしくなっている。
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