ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
“レアル・マドリー愛”を公言して憚らない、ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンが、チャンピオンズリーグ(CL)での一戦でサンティアゴ・ベルナベウにただならぬ思いで乗り込んでくる。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
現地7日に行われるマドリーvsドルトムントの一戦。グループリーグの首位通過を賭けたゲームであると同時に、オーバメヤンにとってはマドリーの本拠地で戦うことは特別な意味を持つ。
2014年に亡くなった祖父のエミリアーノ氏はスペインのカスティージャ・イ・レオン州の出身で大のマドリーファンだった。オーバメヤンはその祖父が亡くなる前に「いつの日かマドリーでプレーするために全力を尽くすと約束した」と明かす。そして「ゴール後の宙返りのパフォーマンスは、ウーゴ・サンチェスへのオマージュだ。子供のころから彼のビデオを見てきた」とマドリーレジェンドの思いも打ち明けている。
オーバメヤンがサンティアゴ・ベルナベウでプレーするのは今回が2度目となる。前回は2013-14シーズンのCL準々決勝で対戦し、この時は.0-3と惨敗を喫している。あれから3シーズンが過ぎ、今やブンデスリーガ屈指のストライカーに成長したオーバメヤンは、9月に行われたホームでのマドリー戦ではゴールも奪っている。
27歳のガボン代表のエースが、マドリーサポーターの前でその実力をアピールし、憧れのチームに”欲しい”と思わせるパフォーマンスを披露することはできるのだろうか。
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