マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、チームが良い戦いをしながらも結果に結びついていないと主張し、批判は不当だと訴えている。4日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが試合後のコメントを伝えた。

　現地時間4日に行われたプレミアリーグ第14節の試合で、ユナイテッドはエバートンとアウェイで対戦。FWズラタン・イブラヒモビッチのゴールで先制しながらも、終了間際にPKを与えて1-1のドローに終わった。

「我々の方が圧倒的に良いチームだったが、勝つことはできなかった。こういう難しい試合でも本当に素晴らしいプレーをすることができているが、それに見合う結果は得られていない」とモウリーニョ監督。6位という現在の成績はチームの戦いぶりを反映していないと主張した。

　内容的には非常に良い戦いを続けられており、「過去2、3年（のユナイテッド）とは大きく変わった」と指揮官は主張。だが内容が良ければ結果を、結果が良ければ内容を批判されるとして不満を口にしている。

「私のチームが別のスタイルで勝っている時には、結果ではなくスタイルが問題視される。私のチームが素晴らしい戦いをすれば、結果の方がより重要視される。現実的なサッカーをしてタイトルを獲っても良いことではないと言われるが、今は他のチームが守備的に戦って結果を出し称賛されている」

　順位は6位で変わらないユナイテッドだが、首位やトップ4圏内との差はさらに開いてしまっている。ヨーロッパリーグを挟んで、次節は6ポイント差の5位トッテナムをホームに迎える。

【了】