“人類最速の男”ウサイン・ボルト【写真:Getty Images】
”人類最速の男”ウサイン・ボルトは、ボルシア・ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンからの”挑戦”を退けることに自信を見せている。2日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
近日中にドルトムントの練習に参加することが予定されているボルトに対し、快速FWとして知られるオーバメヤンは先日、30メートルのスプリントで勝負したいという挑戦状を叩きつけた。「待っているよ。いつか会えるのを楽しみにしている。そしてこの挑戦を受けてくれ」とオーバメヤンは『CNN』のインタビューに語っていた。
これに対しボルトは、「これまでたくさんのサッカー選手から声をかけられた。彼らはゲームだと思っているようだが、オレにとっては本気だ」と返答。オーバメヤンとの勝負に応じる姿勢を見せている。
ボルトが”本職”とする100メートルや200メートルではなく、より短い距離ならサッカー選手が有利という見方もあるが、負けるとは思っていないようだ。「30メートルでオレに勝てるサッカー選手はいない。10メートルなら分からない。彼らは毎日練習していることだからね。だが、それ以上はない」と自信を覗かせた。
陸上選手を引退したあと、本格的にサッカー選手としてのキャリアをスタートさせることにもボルトは意欲を見せている。「絶対にやりたいと思っている」と本気であることを強調し、「マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着られれば最高だ」と応援するクラブへの思いを口にした。その第一歩としてドルトムントの練習に参加することになる。
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