今年6月のチャリティー戦での元レアル・マドリーのスティーブ・マクマナマン氏【写真:Getty Images】
元レアル・マドリーのイギリス人MFスティーブ・マクマナマン氏が、クラシコやジネディーヌ・ジダン監督についての思い出を語った。2日、スペイン紙『アス』が報じている。
同紙のインタビューに答えたマクマナマン氏は、2001/02シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の準決勝で実現したクラシコでのゴールを「キーパーの所まで来て、彼の頭上を狙おうとループシュートを打った。第1戦だったが2-0で勝ち、ほぼファイナルに進んだようなものだった」と振り返っている。
1999/2000シーズンにマドリーに加入した同氏は、ジダン監督より2シーズン早く移籍していたことになり「ジダンは今と違う性格だった。もっと寡黙だった」と語り、「彼は、マドリーにとってパーフェクトな監督だ。会長との言い争いを好まなかったり、控えめであったりと。その点で、ビセンテ・デル・ボスケ監督と似ている。選手を満足させ、全てがうまく運ぶように進める」とコメントする。
さらに「マドリーの選手は非常に優秀で、常に勝利しなければならない。選手たちがハッピーである状況を手に入れ、フィジカルコンディションが良ければ、たくさん勝てる。スターは選手たちだ。カルロ・アンチェロッティ監督のように、監督は、秘密裏にプランを進め、極力話さずに、選手をハッピーにさせればいいのだ」と続けている。
現在44歳のマクマナマン氏は1999/2000シーズンにリバプールから加入。4シーズンをマドリーで過ごし、公式戦通算152試合に出場,16ゴールという記録を残し、2度のCL制覇と2度のリーグ優勝に貢献した。
【了】