レアル・マドリーのマリアーノ・ディアス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのFWマリアーノ・ディアスは、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)の試合で“記録的“なハットトリックを達成したが、冬には一旦マドリーを離れることになるかもしれない。30日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。
マリアーノは現地時間30日に行われたコパ・デル・レイ4回戦2ndレグ、3部レオネサとの試合で3ゴールを記録。6-1の勝利を収めたマドリーは、1stレグと合わせて13-2のスコアで次のラウンドへと勝ち進んだ。
相手のミスからチャンスが生まれ、マリアーノが先制点を押し込んだのは、キックオフからわずか23秒後のことだった。これはマドリーにとってコパ・デル・レイでの史上最速ゴール。他の公式戦を含めると歴代4位となる。クラブ最速のゴール記録は12秒で、元チリ代表FWイバン・サモラーノが1994年のリーガエスパニョーラで記録している。
ドミニカ共和国代表としてもプレーする23歳のマリアーノは、今年の夏にはインターナショナル・チャンピオンズ・カップのチェルシー戦でスーパーゴールを決めて話題となり、他クラブからのオファーが殺到したと伝えられた。結局はマドリー残留を選んだものの、ここまでの出場はコパ・デル・レイ以外ではリーガとチャンピオンズリーグの各1試合にとどまっている。
ジネディーヌ・ジダン監督は、冬の移籍市場ではマリアーノを他クラブへ修行に出す可能性を試合後に示唆した。「彼のパフォーマンスや姿勢には非常に満足しているが、たしかに出場時間は必要かもしれない。夏に(レンタルを)計画していたが、これからどうなるか見てみよう」とコメントしている。
一方で、レオネサ戦では17歳のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーもトップチームでの初先発を果たした。ジダン監督は同選手に関しても「冬に出ていくのはひとつの可能性かもしれない」とレンタルの可能性を認めている。
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