エリオ・ネトが航空機墜落事故現場から奇跡的に救助された【写真:Getty Images】
コロンビアのメデジン近郊で起きた飛行機墜落事故から一夜明け、これまで報じられていた5人の他に新たな生還者がいたことがわかった。ブラジル『グローボ』などが報じている。
現地28日から29日にかけての深夜、ブラジル1部シャペコエンセの選手らを乗せた航空機がメデジン近郊の山間部に墜落した。悪天候によりヘリコプターが墜落現場までたどり着けず、険しい陸路でしか救助に向かうことができなかったことが伝えられている。
それでも150人規模で必死の捜索が行われ、選手3人を含む6人が救出されて病院へ搬送された(のちに1人が死亡)。そして荒天などの影響もあって朝まで生存者の捜索が打ち切られることが現地警察によって明らかにされていた。
地元紙『エル・ティエンポ』によれば、墜落現場の捜索活動は29日の早朝6時半から再開された。その結果、6時40分頃にシャペコエンセのDFエリオ・ネトが奇跡的に救出され、病院へ運ばれたという。負傷などの状態について詳しいことはわかっていない。
すでに救出されて現在も治療中の選手はDFアラン・ルシェウ、GKジャクソン・フォルマンの2人で、GKダニーロは病院で死亡したと伝えられている。また女性客室乗務員とジャーナリストがそれぞれ1人救助された。
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