ビクトル・リンデロフ【写真:Getty Images】
プレミアリーグ開幕以降最悪の状況にあるマンチェスター・ユナイテッドは、冬に心もとない守備陣の補強を画策しているようだ。
ポルトガル紙『レコード』などによれば、ベンフィカに所属するスウェーデン代表DFビクトル・リンデロフがユナイテッドの補強リストの最上位に挙がっているという。
夏のEUROにも出場し、クラブでも定位置を確固たるものにしている期待の若手DFには、バルセロナなどが関心を示してきた。今季はリーグ戦でパス成功率90%を記録するなど、守備だけでなくビルドアップにも貢献できる高いポテンシャルを高く評価されている。
また英紙『デイリー・メール』は、ユナイテッドでプレーする同胞のズラタン・イブラヒモビッチもリンデロフの実力に太鼓判を押していると伝えた。
スウェーデン代表でともにプレーした経験を持つベテランFWは「ビクトルはベンフィカで素晴らしいプレーを見せていると思う。代表でも大きな責任を背負っている。彼は成長を続けており、ビッグクラブ十分な力がある」と後輩DFを絶賛した。
ユナイテッドは6位と低迷するだけでなく、13試合で15失点を喫して守備面に大きな不安をのぞかせている。相次ぐ負傷などの影響もあって最終ラインのメンバーを固定できておらず、出場した選手のパフォーマンスも低調で不振の大きな原因になっているのは確かだ。
リンデロフの獲得を目指す競合は多いが、冬に何らかのテコ入れをしなければ守備面の不安は取り除けないだろう。巻き返しを図るためにも移籍市場でアクションを起こすことが必要だ。
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