「自分たちのやり方」がはっきりしているフランクフルト
フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
4度目の“ベンチ外”となった。2016年11月26日のブンデスリーガ第12節、ボルシア・ドルトムントはアウェイでアイントラハト・フランクフルトと戦った。
長谷部誠がリベロに入ってから、ここ4試合で負けなしの2失点。フランクフルトの堅守にドルトムントは苦しんだ。守備時には[5-4-1]のブロックを形成。攻撃時には右WBのチャンドラーを活かすなど、カウンターを仕掛ける。長谷部は「自分たちのやり方っていうのは、はっきりしている」と言う。
「守備面でかなりチームとしてしっかりやっているので、失点が少ないですけど、攻撃の部分でもカウンター狙いっていうのはある」
[4-1-2-3]でドルトムントはボールを回し続けたが、連動した崩しで脅威を与えることはできなかった。前半はフランクフルトのプラン通りに進んだ。そして後半開始早々の46分。フランクフルトにショートカウンターを仕掛けられる。ファビアンが右サイドを走るチャンドラーにスルーパス。チャンドラーの折り返しを、フスツィにダイレクトで決められてしまう。
58分にトゥヘル監督はローデ、デンベレ、ロイスの三選手を同時投入。奇策に出る。そして77分にデンベレが個の力で右サイドを突破。ゴール前に入れたクロスを、オーバメヤンがヘディングで決めたところまでは、奇策も功を奏した。しかし2分後、すぐに勝ち越されてしまう。