2得点を決めたFWジャンルカ・ラパドゥーラ【写真:Getty Images】
【エンポリ 1-4 ミラン セリエA 第14節】
イタリア・セリエA第14節が現地時間26日に行われ、ミランはアウェイでエンポリと対戦。エンポリでは2年連続で2-2のドローで終えていたミランだが、今季から9番を付けるジャンルカ・ラパドゥーラの2得点などにより4-1でミランが勝利をおさめた。
ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、土壇場に追いつかれた前節の“ミラノダービー”から大幅にメンバーを変更。負傷離脱中のバッカの代わりラパドゥーラを先発で起用し、ベンチスタートにさせたニアンの代わりにボナベントゥーラを一列前に上げた。
中盤にはマリオ・パシャリッチとマティアス・フェルナンデスを先発で起用。守備では負傷離脱していたロマニョーリが復帰した一方で、本田は今節もベンチスタートとなった。
開始から10分が過ぎたところで、モンテッラ監督は直ぐに最初の交代カードを切らされる。フィジカルに問題が生じたフェルナンデスに代えて、「体力よりもメンタルの面で疲れが溜まっている」と監督に判断されてベンチスタートとなったクツカが送り出された。
すると14分、そのクツカがボールを奪って右のスソにボールを預けると、スソのマイナスのクロスにラパドゥーラが右足で合わせ、ミランが早い時間帯に先制に成功する。
しかし、エンポリもすぐに反撃を開始。右サイドからゴール前に上がったボールをGKドンナルンマが飛び出して弾くと、そのボールを拾った元ミランのMFリッカルド・サポナーラがペナルティアーク付近からゴール右隅にシュートを流し込み、試合を振り出しに戻す。
それから両チーム共にチャンスを作り上げるもお互いに決定機を決めきれず、前半を1-1で折り返した。
後半の立ち上がりも均衡した状態が続いたが、61分に再び試合が動く。右サイドからの低いクロスをボックス内で受けたスソがゴール左隅に流し込み、ミランが勝ち越しに成功。
さらにその3分後の64分には、左サイドでパスを受けたボナベントゥーラがドリブルで持ち込み、深い位置から出した低いパスをエンポリのコスタがオウンゴール。一気にリードを2点に広げた。
そして77分には、右サイドでパスを受けたラパドゥーラが冷静に相手DFを交わしてこの試合2得点目となるダメ押しゴールを決めて勝負あり。4-1で快勝したミランは、暫定的に単独2位に浮上している。本田は最後まで出番がなかった。
【得点者】
15分 0-1 G・ラパドゥーラ(ミラン)
17分 1-1 R・サポナーラ(エンポリ)
61分 1-2 スソ(ミラン)
64分 1-3 オウンゴール(ミラン)
77分 1-4 G・ラパドゥーラ(ミラン)
【了】