川崎フロンターレの小林悠【写真:Getty Images】
J1川崎フロンターレの日本代表FW小林悠は26日、川崎Fとの契約延長を決断したことを自身の公式ブログで報告した。
2010年から川崎Fでプレーしてきた29歳の小林は、今季J1で32試合に出場して自己最多の15ゴールを記録。チームメートのFW大久保嘉人と並んで今季の日本人選手の最多得点者となった。
その活躍には他クラブも注目の視線を送っていた。「いくつかのクラブから、そして各クラブのサポーターの皆さんから素晴らしい評価をしていただいた」と小林は述べ、移籍の誘いを受けていたクラブへの感謝の思いを表している。
それでも、「様々なことをトータルで検討した結果、フロンターレが一番だと思いました」と残留を宣言。サポーターの存在こそが決断の最大の決め手になったとして、応援への感謝の言葉を述べた。
今季は日本代表復帰も果たし、充実したシーズンを過ごしていた小林だが、シーズン終盤に負傷。川崎Fが鹿島アントラーズに敗れる結果に終わったJ1チャンピオンシップ準決勝に出場することはできなかった。悔しい思いを味わったが、だからこそ「フロンターレでタイトルがとりたい。他のチームでとっても意味がない」ことを強く感じたという。
天皇杯で勝ち残っている川崎Fは、12月24日にFC東京との準々決勝を戦う。「しっかりとリハビリをし、次の天皇杯に出れるよう準備をしていきます」と小林は戦線復帰への意気込みを見せている。
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