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香川真司 8年前

香川、好調を維持できるか。”フィーリングの合う”仲間と”リベロ・長谷部”を攻略へ

11月26日にボルシア・ドルトムントはフランクフルトと対戦する。長谷部誠がリベロのポジションに入ってからフランクフルトはチームが安定。ドルトムントにとって、8得点を奪ったCLレギア・ワルシャワ戦のように簡単には得点は奪うことはできない相手だ。長谷部誠を中心とするフランクフルトディフェンスを崩すために香川真司にかかる期待は大きい。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

フランクフルト好調の要因、リベロ起用の長谷部誠

長谷部誠
リベロとしてフランクフルトを支える長谷部誠【写真:Getty Images】

 好調を維持できるか。2016年11月26日のブンデスリーガ第12節、ボルシア・ドルトムントはアウェイでアイントラハト・フランクフルトと戦う。

 ここ1ヶ月以上、フランクフルトは負けていない。10月15日にホームでバイエルンと引き分けてから、6試合で4勝2分。特にDFBポカール2回戦のインゴルシュタット戦で長谷部誠が3CBの真ん中、いわゆるリベロのポジションに入ってから、チームはより安定してきているようだ。インゴルシュタット戦の後で『キッカー』誌は「ハセベがアイントラハトを準々決勝に上げる」と記した。

 前節ブレーメン戦でも、長谷部は守備の要としてチームの手綱を握った。的確なポジショニングと状況判断で、攻撃時には小気味良くボールを散らし、守備時にはカウンターにも慌てず適切に対処する。

 前半のフランクフルトはゴール前で危ない場面を作られることもあり、先制を許したが、後半に布陣を2トップに変更して逆転に成功。リベロ=長谷部という最適解に辿り着いたフランクフルトは、チームとして柔軟な戦術理解も深めている。要するに“好調”ということだ。

 香川真司にとっては、この長谷部こそが最も厄介な相手になるだろう。昨季後半戦の同カードでもトップ下で出場した香川は、長谷部のタイトな守備に苦しんでいる。

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