ローマのディエゴ・ペロッティ【写真:Getty Images】
ローマのMFディエゴ・ペロッティは、現地時間24日に行われたヨーロッパリーグ(EL)プルゼニ戦で記録したスーパーゴールは「狙ったわけではなかった」と認めている。24日付の伊メディア『ANSA通信』が伝えた。
チェコのプルゼニをホームに迎えたローマは、4-1の快勝を収めてグループステージ突破を確定させた。4点のうち3点はセリエAでも得点ランク首位タイと好調なFWエディン・ゼコによるハットトリックだったが、チームの3点目となったペロッティのゴールに絶賛の声が集まっている。
ペナルティーエリア内左サイドでボールを受けたペロッティは、細かなステップで相手DFを翻弄したあと、左足の後ろ側から右足でボールを蹴る”ラボーナ”を披露。絶妙なコースへ飛んだ浮き球のボールはGKの頭上を越え、クロスバーの下部を叩いてネットに収まった。
一部メディアやSNSでは”プスカシュ賞”クラスのゴールだとの声も上がっているが、ペロッティはシュートを狙ったわけではなかったと正直に認めている。「実を言うと、クロスを上げようとしたんだ。でも決まってくれて、チームのためにも僕のためにも良かったよ。PKでしか決められていなかったからね」と試合後に語った。
サッカー界で1年間に記録されたゴールの中から最高のゴールに贈られるプスカシュ賞の2016年版は、つい先日の21日に候補となる10ゴールが発表されたばかり。いずれにしてもペロッティのゴールが今回の候補にノミネートされることはない。
【了】