カバーニ(左)とラムジー(右)【写真:Getty Images】
アーセナルのレジェンドである元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、小競り合いでレッドカードから逃れたパリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは幸運だったと話した。23日に英メディア『BTスポーツ』が伝えている。
現地時間23日にチャンピオンズリーグ(CL)第5戦の試合が行われ、アーセナルはホームでPSGと対戦。この試合の45分にアーセナルにPKが与えられたところで、問題とされている事件が起こった。
カバーニがボールを持って時間を遅らせていると、MFアーロン・ラムジーが近寄ってボールを叩き落とし、軽く胸を押す。これに反応したカバーニは、まるで殴るかのようにラムジーのあごの下の胸辺りを突き返した。
そこでラムジーがまるで顔を殴られたかのように手で顔を抑えると、両チームメートが駆け寄りちょっとした小競り合いに発展。結局主審は誰にもカードを出さなかったが、ライト氏はそこでレッドカードが出されなかったカバーニはラッキーだった発言している。
「彼はとても運がついていたね。それほど痛くはなかったと思うけれど、腕はとても攻撃的だった。だから主審は彼を簡単に退場させることができたはずだった」
同じく元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏もライト氏の発言を支持した。
「もしラムジーが顔を抑えて倒れていれば、カバーニは大変なことになっていただろう」
その後に首の背後を掴まれたジルーとも軽く口論をしたカバーニ。今季は公式戦16試合で16得点を決めて好調なカバーニだが、もし前半終了間際に退場処分が下されていれば、その後の試合の流れは変わっていたかもしれない。
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